ゲンティン・シンガポールが所有・運営するシンガポールの統合型リゾート、リゾートワールド・セントーサ(RWS)が新型コロナウイルスの打撃に対する費用削減策の一環として一部従業員を解雇することを明かした。
ザ・ストレーツ・タイムズの報道によると、RWSは7千人の従業員の何人が影響を受けるかは明かさなかったものの、人員削減は「大規模」になると言われている。 他の報道では、2千人前後だと伝えられている。
同社は声明の中で、「一度限りの労働力合理化を実施するという難しい決断を下した」と述べた。
Iag JAPAN 2020.07.16
https://www.asgam.jp/index.php/2020/07/16/resorts-world-sentosa-reveals-significant-staff-cuts-on-covid-19-impact-jp/
大規模拡張の最中だったが…
昨年、ゲンティン・シンガポールは約45億ドルシンガポールドル(約3,700億円)を再投資し、『RWS2.0』と呼ばれる大規模拡張計画に着手している。
この計画は5年間でゲーミングフロアの50%拡張、客室1,100室と「ミニオン・パーク」「スーパー・ニンテンドー・ワールド」といった注目アトラクションなど、合計16万4千平方メートル超におよぶ新たな施設が加わる予定だったが…
ゲンティンは横浜IRへの参入意欲も見せていた
さらに、同社は今年1月に行われた統合型リゾート産業展に出展、講演も行っており、横浜IRへの強い参入意欲を見せていた。今回の人員削減を受けて、この方針にも何らかの変更があるのではないかと注目が集まっている。