7月に入り、カジノ・オーストリアAGは、人員、運営コスト削減を軸とする再建計画を公表。新型コロナウイルス(COVID-19)による経営悪化が背景。
コスト削減目標は、合計4,000万ユーロ(約50億円)。削減策は、人員削減500名(削減後の従業員数は1,200人)、給与カット25%を含む。
カジノ・オーストリアAGは、政府から独占的にカジノ運営の委託を受けており、そして、政府を筆頭株主とする。それだけに、民間企業ながら、社会への責任、従業員保護の責任は重いとされる。
従業員組合は、人員削減に強く反発。カジノIRジャパン 2020.07.19
http://casino-ir-japan.com/?p=26950
カジノオーストリアがピンチ…長崎参入への影響は?
長崎IRの事業公募に参加した3社の中の一つ「カジノオーストリアインターナショナル」は、オーストリア政府が筆頭株主となるカジノ・オーストリアAGの100%子会社で、世界各地でIRを運営するヨーロッパ最大手企業。
今回、日本文化にあまり馴染みのない大規模リストラに断行したことで、今後の事業者選定にどういった影響を及ぼすのか気になります。場合によっては財務状況悪化による自主撤退というシナリオもあるんでしょうか…
中華系のオシドリは2000万円を長崎洪水被害へ寄付
(※画像は同社日本法人のアレハンドロ・イエメンジアン会長兼CEO)
一方で、同じく長崎IR参入予定の一社であるオシドリ・インターナショナル・ホールディングスは…
長崎での統合型リゾート開発を目指すオシドリ・インターナショナル・ホールディングスが、同県で発生した洪水被害への復興支援に20万米ドル(約2,140万円)を寄付することを約束した。
長崎県は集中豪雨の深刻さから佐世保市など県内の一部地域の住民に対して避難命令を出しており、それを受けてオシドリは、日本の中央共同募金会「赤い羽根」に直接寄付を行う。
aig JAPAN 2020.07.20
https://www.asgam.jp/index.php/2020/07/20/oshidori-donates-us200000-to-assist-flood-relief-efforts-in-nagasaki-jp/
こちらは地元復興支援への寄付をしてました。コロナ禍にあっても中華マネーにはまだまだ余裕ありといったところでしょうか…