香港のオシドリ・インターナショナル・ホールディングスが、欧州のカジノ事業者、パルトゥーシュ・グループとの短い提携関係の終了について一部真相を明らかにし、2社間で日本での統合型リゾート開発に関して「ビジョンと戦略の相違」があったと説明した。
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周知のとおり、オシドリはその後、IR計画を遂行のために業界のベテランであり伝説的なIRのトップであるアレックス・イエメンジアン氏を招き入れ、長崎に可能な限り最高のIR体験をもたらせるよう精力的に取り組んでいる。新CEOの指揮の下で、オシドリは他のどの計画よりもはるかに刺激的でワクワクする提案を行うつもりだ」と述べた。
パルトゥーシュのプレスリリースのタイミングの遅れに言及したオシドリは、「その文書が最近のロックダウンの結果として別のIRパートナーを探すことを意図しているかどうかについてはコメントできない。それでもなお、オシドリはパルトゥーシュ・グループが今後の努力の中で成功することを願っている」と述べた。
発表3ヵ月遅れの理由は? 次のパートナー選びに関連か…
フランスのIRオペレーター・パルトゥーシュとパートナーシップを締結し、長崎IR事業者の有力候補となっていた香港の投資会社オシドリインターナショナルが、このたび同社との関係を今年5月に解消していたことを発表した。
とはいえ、すでに実際の提携解消からは約3カ月が経過しており、なぜ発表までこれほどのタイムラグを要したのか? また、どんな意図によるものなのかについて業界では様々な憶測が飛び交っている。
パルトゥーシュ(Partouche)とは
パルトゥーシュは1973年に設立。欧州IR市場ではリーダーの1社として数えられている企業で、カジノ、ゲームクラブ、ホテル、レストラン、スパ、ゴルフコースなどを運営している。運営しているカジノは42施設、雇用者数は約4,000人。Groupe Partoucheは1995年に証券取引所に上場し、ユーロネクストパリ、コンパートメントに上場。