政府によるカジノを含む統合型リゾート(IR)の整備計画は、新型コロナウイルスの感染拡大や現職国会議員による汚職事件の立件などで停滞している。海外のIRも施設閉鎖を迫られるなど事業者が打撃を受けるなか、日本への参入方針に変更はあるのか。進出を目指す事業者の一つ、ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(香港)のテッド・チャン日本法人COO(最高執行責任者)に話を聞いた。
――本拠地とするマカオのIRは今、どのような状況ですか。
「中国本土や他の国からの訪問者が大幅に減り、マカオ政府の指示で全てのカジノや娯楽施設などを2月上旬から約2週間は閉鎖しました。ただ、今のマカオは感染者も最小限の状況が続き、本土との往来も再開されて人々も戻ってきています」
出典:朝日新聞DIGITAL
https://digital.asahi.com/articles/ASN9K4447N9HPLFA00D.html?_requesturl=articles%2FASN9K4447N9HPLFA00D.html&pn=7
海外IR事業者の現状や如何に?
日本IR参入を目指す海外オペレーター企業『ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(香港)』のCOO、テッド・チャン氏が朝日新聞のインタビュー記事に登場。今現在、IR企業を取り巻く様々な問題について語った。
インタビューの概要
- マカオは本土との人の往来が徐々に戻りつつある
- パンデミックは再び起こりうるという想定が経営には必要
- ニューノーマルに対応したオペレーションに努めている
- ギャラクシーは約5900億円の手元資金を確保している
- 日本進出への意欲も変わらず持ち続けている
- 今後MICEはリアルとバーチャルを融合したものになる
GICC(ギャラクシー・インターナショナル・コンベンション・センター)
同社は2021年にマカオで『GICC』という大型イベント施設の開業を予定している。セールスポイントは“ハイテクノロジー”で、ただ大きいだけではなくニューノーマルに適した機能的な施設だという。
- ギャラクシーマカオ(銀河澳門)と連結
- 見本市用の展示ホール・演説セッションを完備
- 650人収容ホール/2400人収容ホール/4000㎡の会議場あり
- 1万6000人収容可能なギャラクシーアリーナを併設