目下、マカオでは新型コロナウイルス感染症防疫措置の一環として、カジノ施設入場時のマスク着用、検温、核酸検査(PCR検査)陰性証明の提示などが法令によって必須とされている。
マカオ治安警察局は9月21日、マカオへ密入境した上、偽造された身分証及び拡散検査陰性証明を提示してカジノ入場したとして、中国本土出身の20代の男を逮捕、検察院送致したと発表。
同月17日、警察官がカジノ施設が建ち並ぶマカオ半島北京街付近をパトロール中に挙動不審の男を発見し、職務質問を行ったところ、男が密航したことを白状したとのこと。男は今年(2020年)3月にオーバーステイ及び罰金支払い拒否によって1年間のマカオ入境禁止処分を受けていたという。
男は警察の調べに対し、自身がギャンブル依存であり、同郷者の紹介で密航と偽造書類を手配できる人物の紹介を受け、約3万5000人民元(日本円換算:約54万円)を支払って水路マカオへ密航、マカオ上陸後は密航グループのメンバーにホテルへ案内され、偽造の身分証を受け取り、その身分証を使ってカジノ入場に必要な健康コードを取得する方法を教わり、職務質問を受けるまで何日もカジノを渡り歩いていたなどと供述したとのこと。
その後、警察はマカオ域内でこの男の密航を支援した疑いで香港出身の男、中国本土出身の男女各1人の計3人を相次ぎ逮捕することに成功。警察では、背後に組織が存在する可能性があるとして、主犯格及び他のメンバーの行方を継続して追っているとした。
逮捕された4人のうち密航者は文書偽造及び伝染病予防治療法違反、他の3人についても文書偽造、密航ほう助、収容の罪でマカオ検察院へ送致されている。
引用元:YAHOO!ニュース
なんとも映画みたいな出来事ですね。密入境して偽造された身分証及び拡散検査陰性証明を提示してカジノに出入りしていたようですが、職質されるまでは誰にも疑われずに数日間過ごしたとか…。もしも自分が原因でパンデミックが起こってしまったらどうするつもりなんだろう…考えただけでもゾッとします。とりあえずコロナ感染の有無だけでも早急に発表してもらいたいところです。
密入国、密入境はよくある話
日本にも密入国してくる人達が少なからずいることは事実ですが、これがマカオとなると件数は別格。密入国といえば漁船でコッソリなんてイメージがありますが、中にはスーツケースに身を隠して密航しようとする猛者も…。
スーツケースの中に身を隠しマカオへ密航図る…中国人男子2人逮捕 | マカオ新聞 https://t.co/UE5svy4XHw https://t.co/Cow3WCr9eX #macaushimbun #マカオ #密航 #スーツケース #不法上陸 #密入国
— マカオ新聞 (@MacauShimbun) April 20, 2018
なにかしらの事情があるのかもしれませんが、密航は犯罪ですし国際問題にも発展する重大事です。みなさんは大丈夫でしょうが、こんな時期だからこそ我慢することが1番大事! こんなお騒がせ騒動がこれ以上起きないことを願っております。