統合型リゾート施設(IR)の選定基準を定めた「基本方針」の策定時期について、政府関係者は20日、産経新聞の取材に「白紙としている」ことを明らかにした。政府は、特定複合観光施設区域整備法(IR整備法)が公布から2年となる今月26日を前に、基本方針を策定する方向で調整してきた。しかし、新型コロナウイルス感染対策も基本方針に盛り込む必要が生じたことなどから慎重に作業を進めており、公表時期を「未定」とした。
IRの基本方針は、政府が全国で最大3カ所選定するIRの選定基準で、昨年11月までに公表された基本方針案を基に、今年1月中にも公表される見通しだった。
(中略)
統合型リゾート施設(IR) カジノや国際会議場のほか、展示場、ホテル、観光案内施設、日本文化の魅力を伝える施設の計6施設からなる大型施設。政府は2020年代半ばの開業を目指しており、政府の調査に対しては東京都、横浜市、名古屋市、大阪府・市、和歌山県、長崎県の計7自治体がIR事業者誘致を検討する考えを表明している。
SankeiBiz 2020.07.20
https://www.sankeibiz.jp/business/news/200720/bsd2007202026010-n1.htm
もともと今年1月頃公表の予定だったIR基本方針
汚職やコロナで公表先延ばしとなっていたIR基本方針。それでも関係者の間では、整備法の交付からちょうど2年に当たる今月末には…と思われていたようですが、産経新聞の取材によると一旦白紙・見直しとなったみたいです。
現在まで、誘致の検討を公表しているのは東京都、横浜市、名古屋市、大阪府・市、和歌山県、長崎県の7都道府県。これによって事業の遅れ、開業スケジュール遅延に追い込まれることになりそうですが、コロナ対策等を盛り込むことを考えれば致し方ないですね…