【東京2020年8月14日PR Newswire】日本型IR(統合型リゾート)コンソーシアムを率いるピクセルカンパニーズ株式会社と、40以上のカジノ施設を運営するフランスの象徴的なカジノ事業者Groupe Partouche SA(以下、パルトゥーシュ・グループ)は、日本におけるIR開発に向けての基本合意締結を発表しました。
ピクセルカンパニーズとパルトゥーシュ・グループは参画する日本型IRコンソーシアムのパートナーと協力し、日本に最高クラスの統合型リゾートの開発・運営の実現を目指します。本コンソー
シアムは日本が世界に誇る観光資源、食文化、ブランド力およびホスピタリティにおけるおもてなしの心得を基盤とした日本ならではのIRを開発し、地域経済の発展に貢献する新たな観光地を創り出します。
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ピクセルカンパニーズって
ピクセルカンパニーズは金融機関向けシステム開発や太陽光発電施設の販売など幅広い事業を展開する上場企業だが、とりわけカジノ・IR事業には力を入れている。
とくにジャパニーズコンテンツを使ったスロットマシン開発には定評があり、近年では子会社であるLT GAME JAPANがバンダイナムコの大人気コンテンツ“鉄拳”とタイアップしたカジノ用スロットマシンを発表し話題となっている。
世界的に厳格なマカオゲーミング当局(DIJC)の基準適合を受けているという実績もある。2016年にはマカオのカジノ見本市MGS 2016などに出展。この際は中華圏で高い人気を誇る酒井法子さんをゲストに招いたトークイベントなどを企画した。
また、機械開発だけでなく同社は以前より「日本IRのど真ん中」を標榜しており、海外のカジノオペレータなどとコンソーシアム(共同事業体)を組成して“日本IR参入”を目指してきた企業だ。
パルトゥーシュは最近オシドリと離別
一方のパルトゥーシュはフランスのカジノ事業者で、国内に38か所、スイスに2か所、ベルギーとチュニジアにも1か所ずつのカジノを運営するヨーロッパ市場では中心的な企業の一つ。つい先日には、ともに長崎IR参入を目指してきた中華系企業のオシドリと提携解消を発表していた。
新たなパートナーとどこでIR参入目指す?
両社が今後参入を目指す自治体が長崎なのか、それともこれから出てくる他の自治体なのかは現状のところ不明。
しかしながら、日米貿易摩擦を背景に米国系でも中華系でもない“欧州系”オペレーターの存在が事業者選定にどういった影響を及ぼすのか… 業界関係者の注目が集まっている。