彼らとは、本件IR候補地地元周辺自治体代表加え、前福岡青年会議所代表、元著名な監査法人社員であり、さらに米国在住の日系米国人参加の組織コンサルタント、著名な米国調査機関、事前の米国福岡領事館にも協力を依頼し、報告済みという。米国中堅ゲーミングオペレーター投資企業2社とも連携している。他に類をみないすばらしいチームワークである!
関係者によると、この2社は北海道苫小牧市で並行作業をしていた米国Hard Rock InternationalにMohegan Gaming社であろうと推察される。もう一方のこの福岡においても水面下ながら現地視察などを終えており、ともに着々と準備実行してきているのである。
Net IB news 2020.08.20:https://www.data-max.co.jp/article/37189
突如浮上した福岡IR構想!
記事によると福岡市のIR誘致開発は約2年前から民間主導で極秘裏に進められていたという。同じく九州でIR誘致を表明している長崎と比べると海外からのアクセスも良く、新たなインフラ投資が必要ないという面では確かにアドバンテージがあるとも言える。
運営候補として挙がった2社は…
関係者の話として、IRの運営を担う候補企業名も浮上している。1つ目はハードロックカフェ・インターナショナル。アメリカンレストランHard Rock Caféを展開していた米国企業で、国内を中心に世界6か国でカジノホテルも展開している。近場では数年前までマカオのCity of Dreams内にもあったので、ご存じの方も多いのではないだろうか?(※現在はカウントダウンホテルに改装)
2つ目はモヒガン・ゲーミング。米国の部族カジノ事業者で国内とカナダでIR開発・運営を手掛けている。また、日本以外にも韓国やギリシャでのIR開発に積極的な姿勢を見せている企業だ。
そして、奇しくも北海道苫小牧でIR参入を目指していた2社というのが非常に興味深い。
最近では米国企業の日本離れが顕著に
そしてどちらも米国企業という点も見逃せない。コロナ以降、カジノ運営企業は今日に至るまで苦境に立たされており、先行きも不透明な状況が続いている。
投資環境もずいぶんと様変わりしており、同じ米国企業のMGMリゾーツは大阪IRの投資比率を下げることについて言及、横浜IRへの参入を目指していたラスベガス・サンズとウィンリゾーツは事実上撤退してしまった。
米国企業が軒並み消極的な姿勢を見せるという風向きのなか、両社が今後どのように立ち回っていくのかをじっくりと注視していきたい。