広島県警捜査4課や福山東署などの捜査本部は10日午前0時35分ごろ、福山市柳津町5丁目、風俗店店長村上大(29)、同市御船町1丁目、風俗店従業員前川雅(40)、同市柳津町2丁目、同中村晃大(29)の3容疑者を賭博開帳図利の容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、他数人と共謀。村上容疑者が店長をしている同市松浜町1丁目の遊技店で、トランプのゲーム「バカラ」の賭博場を開き、客4人に換金可能なチップを使って勝敗を予想させ、手数料名目で金銭を得ていた疑い。村上容疑者は「利益は図っていません」などと供述するなど、3人とも容疑を否認している。
同署によると、遊技店はゲームセンターとして風営法の営業許可を受けていた。
ゲームセンターが裏カジノに豹変?
店は歴としたゲームセンターとしての営業許可を得ていたとのこと。
店長らは客にバカラをさせ、勝った客から使用料を受け取っていたという。なお、摘発された際に店内では4人の客がバカラに興じていたようだが、こちらは逮捕後の調べが終わった後に釈放された模様だ。
福山市では毎年のように闇カジノが検挙
よく耳にする広島県福山市の裏カジノ摘発。ここ数年を遡ってみると、やはり年1回くらいのペースで摘発が報じられているようだ。
もともと中国地方では、とくにギャンブルが盛んな土地として一部に認知されている様子。SNS上では福山市の雑居ビルや喫茶店で偶然目撃したという賭博情報を発信されていた。
それだけ福山市の娯楽ニーズが多いという活気の表れとも取れるが、単に機械的に摘発するだけではなく、より効果的な対策を考える必要があるかもしれない。