遊技機やゲームなどの事業手掛けるセガサミーホールディングスは11月6日、希望退職を募集すると発表しました。
対象となるのは正社員と契約社員の計650人で、退職者には特別退職加算金を支給するほか、希望者への再就職支援を行います。
セガサミーは、子会社のセガが展開するコンシューマーゲーム事業が巣ごもり需要を受け好調なものの、2020年9月中間連結決算の純損益は217億円の赤字に。11月4日にはアミューズメント施設運営を手掛ける子会社・セガエンタテインメントの株式をGENDAに一部譲渡していました。
出典:ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3d36dae6dd0d1240725a01939edebe4a1b2887a
従業員およそ9000名、日本屈指のエンタメ企業
東京・大崎に本社を構えるセガサミーホールディングス。先週終わったばかりのAJPCやWPT JAPANのスポンサーのほか、韓国・仁川で展開しているカジノ施設“パラダイスシティ”の運営、国内では横浜IRへのRFP参加と、ゲームやパチンコだけでなくカジノリゾート分野でもトップを走る日本指折りのエンターテインメント企業だ。
コロナ禍にだけでなく、業態シフトも要因か?
先日は、コロナ禍で思うように収益が回復しないゲームセンターなどの施設運営を手掛ける子会社のセガ・エンタテインメント株式、および同社が保有していたサンリオ株式の約7割を手元流動性確保のために売却している。
この日、コンシューマー事業が予想以上に推移していることやリゾート事業の改善を受けて21年3月期の業績予想を上方修正。しかし、企業として見通しは相変わらず厳しいということか希望退職者募集に踏み切った格好となった。
なお、同時に役員報酬の5か月間減額も発表されている。