東京都知事選候補者のカジノ誘致に対する考えをおさらい!
2020年6月17日、東京都知事選挙(6月18日告示 7月5日投開票)に立候補を表明している5氏がオンラインで共同会見に臨んだ。 参加したのは、宇都宮健児氏、小野泰輔氏、小池百合子氏、立花孝志氏、山本太郎氏(五十音順)
主力候補5人(五十音順)
●宇都宮健児(73):無所属/元日弁連会長
反対派
外国人観光客を呼び込むためには日本の文化や伝統、自然環境が大きな魅力になる。カジノをわざわざ設けなくても外国人観光客は増えてきた。カジノを誘致すると多重債務やギャンブル依存症とか治安悪化が考えられる。韓国の江原(カンウォン)ランドは韓国人が唯一入れるカジノで一番黒字になっている。だから仮にやるなら日本人出入り禁止くらいにしないと。今の規制は誰でも入れるので1800兆円の個人金融資産が狙われている。政治家はカジノでの経済成長など考えるべきではない。
●小野泰輔(46):無所属/元熊本県副知事
推進派
私はIR推進派。カジノは大きな都市の魅力になる。もちろん中毒の懸念はあって、とくに国内の方々には対策が必要不可欠。あとは(業者などの)選定過程に問題が多く、計画がなかなか進まない理由にもなっている。透明なプロセスを大前提としたい。
●小池百合子(67):無所属/現職都知事
中立派~やや推進派
観光、経済の成長を押し進めていくというメリットがあり、まさしく稼ぐ東京になる。一方で依存症の問題がある。このメリット、デメリットを検討しているところ。国も様々な計画が後ろ倒しになっていると聞いている。それらも見ながら総合的な判断をしていきたい。
●立花孝志(52):諸派/N国党党首
推進派
私は元パチプロのギャンブル専門家。負けた人から搾り取るのは、パチンコや地方競馬、競輪、オートレースと(すでに)あるが、実際にカジノを外国でやってみると本当のお金持ちがやっているジェントルマンの社交場。入場時にクレジットカードやマイナンバーカードでお金がない人は入場できない、あるいは低レートでやるようにすれば(皆さんが)懸念されるようなことはない。日本の資産家がすでに仁川などの海外に流れているから、これはぜひ作るべき。
●山本太郎(45):れいわ/党代表
反対派
誰かの負けから利益を得るというのがカジノの本質。日本人の金融資産を海外企業に差し上げるような稼業を日本の中でやらせていいのか。すでに日本の中はギャンブルで溢れている。アメリカ企業サンズの横浜撤退で日本のカジノ計画は詰んだと言っていい。
今から東京が出てきたら、横浜は冷や汗をかくワン