毎年ラスベガスで行われるワールドシリーズオブポーカーが新型コロナウイルスで延期を余儀なくされている。今年この人気トーナメントシリーズは、オンラインに場を移し、すぐにオンラインポーカー界の記録を次々と塗り替えた。
7月にキックオフし、今週バイイン5,000米ドルのWSOPオンラインメインイベントで締めくくった今回のシリーズは、新型コロナパンデミック中のオンラインゲーミングの大きな人気を再び際立たせることとなった。27,559,500米ドル(約29億2,483万円)という過去最高のオンラインポーカートーナメント賞金プール、そして44,576という単一WSOPイベントへの最多エントリー数など複数の記録を更新した。
プール金額、優勝賞金ともにオンライン史上過去最高
今回のWSOPメインイベントは参加費5000米ドルに対して世界中から5,802人がエントリー。賞金総額は2755万9500米ドル(約29億円)となった。
アメリカの2つの州(ネバダ・ニュージャージー)以外からは参加できないなど、規制地域が多かったことを考えるとオンラインゲーミングの人気ぶりが窺えると言える。
優勝したのはブルガリア出身のストヤン・マダンジェフ(Stoyan Madanzhiev)さんで受け取った賞金は390万4685米ドル(約4億1456万円)。ちなみに賞金総額・優勝賞金ともに過去オンラインポーカー史上最高額をマークしたという。
アジア人も躍進、日本人過去最高順位もマーク!
なお、2位には1995年生まれという中国の若き美女プレイヤーの高文玲(Wenling Gao)さんがランクイン。約275万米ドルの賞金を獲得した。
また、日本からはSatoshi Isomaeさんが5位フィニッシュで賞金約95万米ドルを獲得。日本人過去最高順位をマークするという記録ずくめの大会となった。