DS:建物に入る際の香りは、顧客体験にとって非常に重要です。人間の五感の中で、最初に脳に働き掛けるのは嗅覚です。ですので、施設に何十億かけたとしても、顧客が一歩足を踏み入れた時にカビ臭かったりムッとするような臭いがすれば、客の脳はすぐにその場所を汚い所、または低レベルな場所だと考えます。
逆に、それほど魅力的ではないかもしれないエリアを素敵な気分の上がる香りではるかに心地よい場所にすることもできます。
また、香りというのは人間の脳の中に簡単に記録され、思い出を呼び起こします。
例えばもし「シグネチャー(特徴的な)・セント( 香り)」を使う複数の施設やリゾートがあれば、お客さんはすぐにどこにいるか分かります。これはその環境でお客さんがより快適に感じるのに役立ち、滞在時間が長くなります。
出典:iag JAPAN
https://www.asgam.jp/index.php/2020/09/16/dave-smith-smell-of-success-jp/
世界のカジノフロアを芳香剤で演出
当初は一流ホテル集積地である香港市場へアプローチするため、マカオに本拠地を置いたという商用フレグランス事業を展開するAsiul社。
今では世界中のカジノ企業が同社に依頼を発注。各事業者の細かいリクエストに応えつつオーダーメイドのフレグランスを開発、香りのソリューションを提供している。そんな同社の取締役デイブ・スミス氏が香りの持つ重要性を語った。
記憶を呼び起こすには“香り”が重要
人間の五感で何より最初に脳に働きかけるのは嗅覚だそう。たしかに久しぶりに訪れたカジノに入ると、まずその香りで懐かしい感覚に陥ったりする。
前回の楽しい思い出にテンションが上がりすぎちゃって、到着早々いきなり大敗け…なんて経験をされた方もいるのでは?
意外にも芳香剤の購入希望者は多いとのこと
ホテル宿泊客がロビーで使用している芳香剤の購入方法を聞いてくるケースは意外と多いのだそう。確かに大勝ちした後はその成功の思い出を“香り”として持ち帰りたい気分も理解できる。しかし、カジノフロアで使用している芳香剤は独自調合で一般販売がされていないケースが多いとのこと。うーん、残念…
マカオ・シンガポール・韓国など各国カジノフロアで使われている芳香剤について情報をお持ちの方、特定施設でも構いませんので、いらっしゃればコメントでの情報提供お待ちしております!