マカオでは、例年9月の週末と中国の建国記念日に当たる国慶節(10月1日)の夜に「マカオ国際花火コンテスト」が開催されているが、今年(2020年)の第31回大会はコロナ禍で中止となった。(中略)
コンテスト形式での開催は中止になったものの、国慶節祝賀イベントの一環として、10月1日に一夜限りの花火大会が実現した。昨年12月にマカオ返還20周年を記念して開催された花火大会に続いて、隣接する広東省珠海市側(前回は珠海市人民政府、今回は珠海市横琴新区管理委員会)との合同による「満月・国慶節祝賀花火大会」と題して開催。打ち上げ場所はマカオと珠海の間の海上に設けられ、午後9時から20分間にわたって美しい花火がマカオの秋の夜空を彩った。
マカオフリークにはお馴染みの花火大会
地元マカオでは夏の終わりの風物詩とも言える国際花火コンテスト。過去30回にわたって開催されてきた職人たちの熱い戦いは、世界最高レベルの技術が集まることで世界的によく知られた大会となり、昨年はマレーシア・フィリピン・ポルトガル・韓国・イギリス・ルーマニア・南アフリカ・カナダ・フランス・中国・日本・オーストラリアの計12か国が参加していた。
日本の花火職人さんの活躍もスゴい!
我ら日本チームも過去のコンテストでは輝かしい結果を残した世界トップクラスの強豪。第30回大会の昨年は、府中市の丸玉屋小勝煙火店が日本チームとして2年ぶり9度目となる優勝を飾ったほか、日本代表チームは、過去2位6回、3位2回という成果を収めている。
一夜限定の祝賀イベントとして開催
そんなコンテストも今年はコロナ禍の影響で中止。しかし国慶節祝賀イベントの一環として10月1日に一夜限りの花火大会が実現することになった。観衆の密回避といった観点からテレビの生中継なども行われ、地元では思い思いに秋の夜長に花火が楽しまれたようだ。
なお、その模様はYouTubeにもアップされているので、マカオに行けない寂しさを花火で癒したい方がいらっしゃいましたら、ぜひ!