マカオの賀一誠行政長官は、お隣の香港ではシンガポールなどの国と新たな旅行経路を確立する動きがあるものの、マカオと外国との間でトラベル・バブル構築の協議は行なっていないと話す。
香港とシンガポールは先週、トラベル・バブルへの暫定的な合意に達し、2地域間を移動する人については14日間の隔離の実施が免除されることになる。
出典:iag JAPAN
https://www.news24.jp/articles/2020/10/13/07740414.html
トラベル・バブルが景気回復への第一歩
先日、シンガポールと香港の2国間で合意された“トラベル・バブル”とは、比較的安全な国同士で往来に伴う隔離措置を目的を問わず免除しようというもの。
もちろん新たな感染拡大リスクの発生となるため、渡航者には事前の陰性証明提出を義務付けるなど別途条件が設定されることになるが、今まで不可能だったレジャーや観光を目的とした渡航が可能になることもあって、景気回復への足掛かりとして各業界が期待しているものだ。
観光立国マカオも積極的かと思われたが
同じ中国の特別行政区である香港とマカオ。香港政府はとりわけこのトラベル・バブル構築に積極的で先日発表されたシンガポール以外にも、日本・タイ・ドイツ・オーストラリア・ベトナムなどと協議を重ねている。しかし、今回のマカオ行政長官コメントでは経済回復よりも感染再拡大への懸念を重視しており、それは中国の習近平国家主席の意向に沿うものだという。