JPモルガンが出した月曜のリサーチレポートによると、10月の最初の18日間のマカオのゲーミング粗収益が一日平均2億2,200万パタカ(約29億円)となり、9月の一日平均7,400万パタカからはちょうど200%増となっている。
毎週のGGRアップデートを提供したアナリストのDS・キム氏、デレク・チョイ氏、ジェレミー・アン氏は、日曜までに収益は40億800万パタカにのぼり、過去1週間のGGRは一日当たり2億パタカだったと予想しており、「(明らかに)大型連休の一日あたり2億8,000万パタカという数字よりは少ないものの、9月の平均の7,400万パタカは優に超えており、広東省以外の住民向けにIVSが再開されたことを反映している(リードタイムを考えると、本格的に動き始めたのは大型連休後)」。
出典:iag JAPAN
https://www.asgam.jp/index.php/2020/10/20/macau-ggr-trending-200-higher-month-to-month-in-october-jp/
中国全土への観光ビザ解禁は連休に間に合わず
8月26日に広東省でマカオ観光ビザ発給が再開されて以降、9月23日には発給対象が中国全土へと拡大。
最大の書き入れ時である秋の大型連休(10/1~10/8)には、中国全土からの旅行需要を受け入れられるとも思われたが、実際は発給の事務手続きが全く追いつかず、回復にはあまり寄与していなかった。
しかし、足元での回復は確実の進んでいる模様だ。大型連休後からは中国全土からの訪客も徐々に増加。実質半分ほどしか反映されていないはずの10月GGRがすでに9月平均と比較しても200%増をマークしたという。来月以降もさらなる回復に期待できそうだ!