マカオのゲーミング粗収益は、10月の最後の3週間に予想で13%増の約20億パタカ、1日当たり2億5,000万パタカ(約33億円)となり、アナリストによると11月初めの8日間も継続して着実な改善を示している。
ゲーミング監察協調局は先週、10月のGGRが1日当たり2億4,200万パタカ(約32億円)の72億7,000万パタカ(約960億円)となり、10月1日から7日までの大型連休にさらに後押しされたと述べた。
月曜のレポートの中で、バーンスタインのアナリスト、ヴィタリー・ウマンスキー氏、ティエンジャオ・ユー氏、ケルシー・ヂゥー氏は、チャネルチェックを元にした11月8日までのGGRが、2019年の同期間と比べて67%の減少となったと述べ、マカオへの1日当たりの旅客数はおよそ4万人へと増加傾向にあると述べた。
1日あたり4万人まで回復!
コロナ禍によって1日当たりの客数が約500人にまで減少したマカオ。長らく低迷していたが、その後は広東省、中国全土とビザ発給対象が広がるにつれ徐々に回復。最も期待された10月初頭の国慶節連休中は1日あたりの訪客数が約1万9000人にまで回復。そして、ようやくビザ発給プロセスが改善されたと言われる10月下旬からさらに倍加した計算だ。
ちなみに2019年におけるマカオ訪客数の1日平均は10万8000人。国別では中国本土からが全体の71%、香港が19%、台湾が3%、韓国2%、日本1%となっている。