横浜市の林文子市長は、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致に反対する市民らのグループが住民投票を目指して署名活動を行っていることについて、仮に投票が行われた場合は、結果に従うことになるという考えを示しました。
IR施設の誘致をめぐっては、反対する市民らの団体が是非を問う住民投票を実施するため、来月初めまでの期間で署名活動を行っていて、団体はすでに必要な数の署名が集まったとしています。(中略)
そのうえで林市長は「市議会に諮った結果、投票が行われることになれば、当然その結果を尊重する」と述べ、住民投票が実施されれば、結果に従うことになるという考えを示しました。
出典:NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201016/k10012667251000.html
これまでは住民投票に否定的だったが…
林市長はこれまで、IRは国家プロジェクトだとして「住民投票で決めるものではない」との考えを示していた。
しかし16日の会見では、同席したIR担当の市幹部が「住民投票の結果に法的拘束力はない」と説明したが、林市長はそれを制する形で「IR反対が多数であれば、当然尊重する」と発言。考えを一転させた格好だ。
市議会はIRを推進する自民党と公明党で過半数を占めているが、所属議員の中にはいまだ慎重論も多く、必ずしもIRへの賛否をハッキリさせているわけではないという。