マリーナベイサンズ、元顧客に約7億円支払いで和解
米ラスベガス・サンズが運営するシンガポールのカジノは、元顧客が起こした訴訟で和解するため、元顧客の求めに応じて910万シンガポール・ドル(約7億円)を支払う。事情に詳しい関係者が明らかにした。
シンガポールのマリーナベイ・サンズは同社のポリシーに従う限りにおいて、元顧客のワン・シー氏が同社のカジノに戻ることを認めることでも合意した。部外秘の情報だとして関係者は匿名を条件に語った。
マリーナベイ・サンズの広報担当者はコメントを控えた。法律事務所のラジャ&タン・シンガポールの弁護士を通じワン氏にコメントを求めたが、同氏はコメントしなかった。
ワン氏は同氏の許可を得ずに別の顧客に2015年に送金されたとする910万シンガポール・ドルを取り戻すため、マリーナベイ・サンズを昨年訴えていた。ブルームバーグ・ニュースは今年5月、ワン氏の提訴を巡りシンガポール警察が捜査していると報じた。
関係者によると、6月に完了した和解には、双方による法的責任の不認定が盛り込まれた。
引用元:Bloomberg
カジノが訴えられるというニュースはたびたび耳にしますが、マリーナベイサンズもその渦中にいたなんて寝耳に水でした。詳しい訴訟内容は調べたもののわかりませんでしたが、今回訴訟を起こした顧客・ワン氏のお金を勝手に別の顧客に送金してしまったそうです。そりゃあ訴えられますね…。訴訟は和解となり、ワン氏も今後カジノに戻ることになりました。マリーナベイサンズはクリーンなイメージがあるだけに、これからも気を引き締めて経営していってもらいたいものです。