本日からマカオへの個人訪問ビザが復活
8月11日、マカオ政府は広東省珠海市民を対象に、8月12日から条件つきで個人および団体訪問ビザの発給再開を発表。また、特殊な状況が発生しないことを前提に8月26日から広東省の残りの地域、来月9月23日には他の省を含めた中国全域へと発給対象を拡大する見通しを示した。
観光を目的としたマカオへの渡航許可の再開は、じつに約半年振りとなる。
これを受けて香港市場のカジノ株が急騰
11日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比2.11%高の24890.68ポイントだった。中国企業指数は1.63%高の10153.40ポイント。メインボードの売買代金は概算で1413億5000万HKドル。(中略)
広東省珠海市からマカオへの個人観光ビザの発給再開などを好感してカジノのサンズ・チャイナ(01928)、銀河娯楽(00027)が大幅高。ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)が大きく買われたほか、香港での新型コロナウイルスの新規感染者数の減少を好感して九龍倉置業地産(01997)など香港不動産株も高い。半面、衛生用品大手の恒安国際集団(01044)が軟調だった。
トレーダーズウェブ 8.11:
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20200811-20000099-dzh-world
昨年マカオを訪れている全中国人の約48%が個人ビザ。そして約72%が珠海市から入境していることもあり、今回のビザ再開は10月の中国大型連休を前に大きな利益繋がるとの見方が強い。これを受け、発表直後11日の香港市場ではサンズやギャラクシーなどのマカオカジノ株に買い注文が殺到。大幅に株価を押し上げている。