賭博罪で略式起訴のYGエンタ創業者が正式裁判へ
海外で多額の賭博を行ったとして賭博罪で5月に略式起訴された韓国大手芸能事務所YGエンターテインメントの創業者、梁鉉錫(ヤン・ヒョンソク)前代表プロデューサーが正式な裁判を受けることが21日、分かった。
ソウル西部地裁によると、略式起訴の案件を担当する裁判部署が梁氏ら4人を16日に正式裁判に回した。地裁関係者は「事件の内容に照らすと、書面の審理だけで判断するのは不適切だ」と説明している。
略式起訴とは、検察が正式な裁判を開かず書面審理だけで罰金などを科すよう裁判所に請求する手続き。当事者や裁判所が異議を唱えれば、正式裁判が開かれる。梁氏は2015年7月から19年1月にかけて計7回出国し、米ラスベガスのカジノで他の一行と共に総額33万5460ドル(約3600万円)相当の賭博を行った罪に問われている。
梁氏の捜査に当たった警察は、常習賭博の容疑で起訴相当の意見を付けて書類送検したが、検察は判例や賭博の回数などを踏まえると常習賭博罪は成立しないとみて、単純賭博罪で略式起訴していた。
引用元:Yahoo!ニュース
YGエンターテイメントといえば、BIGBANGやiKONなど世界的に活躍しているアーティストが所属している芸能事務所として有名。今回正式裁判が行われることになったYG創業者のヤン・ヒョンソク氏は、所属アーティスのファンの間でもヤン社長の相性で人気の名物社長でした。
そもそもことの発端は…
韓国のソウル中央地検は30日(2020年1月)、常習賭博などの罪で、人気グループBIGBANG(ビッグバン)の元メンバー、イ・スンヒョン(引退前の芸名V.I)容疑者(29)を在宅起訴した。
イ被告は2015年9月から16年1月にかけ海外の投資家に性的な接待をあっせんした罪(性売買処罰法違反)に問われている。
また、ソウル・江南にある飲食店のブランド使用料などの名目で、自身が社内取締役を務めていたクラブ「バーニングサン」の資金約5億2800万ウォン(現在のレートで約5000万円)を横領したほか、弁護士費用の名目で飲食店の資金約2200万ウォンなどを横領した。
13年12月から約3年半にわたり、米ラスベガスのホテルのカジノで巨額のギャンブルを何度も行ったとされ、BIGBANGが所属する大手芸能事務所YGエンターテインメントの創業者で代表プロデューサーだった梁鉉錫(ヤン・ヒョンソク)氏も一緒だった。ギャンブルに使った金額は10億ウォンを超えるとされる。梁氏と共に米国でギャンブルの資金をドルで借り入れる際、事前に申告をしなかったとして外国為替取引法違反の罪にも問われた。
引用元:聯合ニュース
まだ記憶に新しいですが、2018年11月に発生した韓国のクラブでの暴行事件を発端に、性接待疑惑や売春斡旋等の疑いでBIGBANGの元メンバーのV.Iが起訴されました。そこからこれでもかってくらいに余罪がわんさか出てきてしまい、その1つとして賭博罪が浮上しヤン社長も御用となりました。これをうけてV.IはBIGBANGを脱退、ヤン社長はYGを辞任し、世界中のファンから大バッシング&悲痛の声があがることに…。今回はヤン社長のみの正式裁判ですが、V.Iの正式裁判も近いうちにありそうです。世界中を騒がせたこの事件の結末はいったいどんな形で収束するのでしょうか…。