シンガポール保健省は、日本やタイなどからの渡航者を対象に入国後の隔離条件を緩和し、政府指定の隔離施設ではなくマンションなど自宅で待機することが可能になったと発表しています。
日本はこれまでも6月17日に一旦自宅待機を可能とする国リストに加わったものの、その後、新規感染者が増えたことで7月20日には再び政府指定施設での隔離に「格下げ」となっていました。今回約3か月ぶりに条件が緩和されたことになります。
今回新たに対象となったのは日本、タイ、韓国、エストニア、フィジー、フィンランド、ノルウェー、スリランカ、トルコの計9カ国からの渡航者で以下の条件を満たす場合。
・過去14日以内に対象国以外への渡航が無いこと
・待機する自宅は一人暮らしまたは同行する家族のみが暮らしていることなお、自宅待機期間中は通常の隔離措置と同様に外出は認められません。
シンガポール政府は感染リスクに応じて入国後の隔離措置(SHN)を4段階に分けていて、既に観光客も隔離無しで入国可能という国も4カ国あります。
隔離不要
ブルネイ、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア(ビクトリア州を除く)7日間SHN(自宅待機可能)
台湾、香港、マカオ、中国、マレーシア(サバ州を除く)14日間SHN(自宅待機可能)
日本、タイ、韓国、エストニア、フィジー、フィンランド、ノルウェー、スリランカ、トルコ政府指定施設での14日間SHN
上記以外の国・地域また、香港とは11月中にも相互渡航を認める「トラベルバブル」を開始する予定となっています。
引用元…アジアトラベルノート
日本は6月17日に一旦自宅待機(2週間)が可能な国に分類されていたものの、日本の感染者の数が多くなったことを理由に、7月20日から再びシンガポール政府指定の施設に2週間の隔離が必要となっていた。しかし、日本やタイなど(今回は全9カ国)の入国者に対しての隔離条件が再び緩和され、政府指定施設→自宅待機が可能となった。
シンガポールー香港は11月中にもトラベルバブルを開始予定!
トラベルバブルとは?
トラベルバブルが国同士で合意されれば相互渡航を隔離ナシで認めるので、事実上「観光客の渡航」も解禁ということになる。トラベルバブル合意の条件として「人口10万人あたりの新規感染者数が0.1人未満」ということなので、人口約1億2千万人の日本で言うと「120人未満」の状態が続けばトラベルバブルの合意条件となる。