マカオ政府とコンセッションを結ぶカジノ運営事業者6陣営の一角、サンズチャイナは6月22日、マカオの3つのギャンブル依存対策に取り組む社会福祉機構と合弁で新たなレスポンシブルゲーミング(責任あるギャンブル)トレーニング講座を開講し、従業員440人が受講を通じてレスポンシブルゲーミングへの認識を高めたと発表。
レスポンシブルゲーミングとは?
ギャンブルサ-ビスを提供する事業者や自治体が取り組むべき社会的責任や活動のこと。ギャンブルで起こりうる様々な弊害について予測し、それらの軽減に努めるための枠組み。
日本の依存症対策は遅れている
日本には公営競技やパチンコなどの娯楽が数多く存在し、諸外国と比べても日常の中でギャンブルに触れる機会が多いと言われている。しかしその付き合い方や接し方についての教育機会はほとんどなく、ギャンブル依存症大国になってしまった原因と指摘する人も。
カジノ解禁が問題への布石となるか?
単純にゲーミング全般を悪と断じるのではなく、また過去のように見て見ぬふりをするでもなく、事業者と自治体が一丸となり問題に向き合うための概念がレスポンシブルゲーミングで、カジノ合法の諸外国では当たり前に知られた社会通念となっています。
日本ではまだ聞き慣れないですが、今後カジノ解禁に向けて日本での普及にも大いに期待したいところですね。